2014年下半期の銀座、表参道、渋谷、池袋は、1階募集賃料の平均水準が前年同期より上昇した。特に、銀座、表参道、渋谷の1階坪単価は数年来の高水準だった。長期的に募集している高額坪単価事例も複数あることから期待値を含んでいるという側面はあるものの、概ね上昇傾向といえる。
新宿は1階の募集件数が低下したことで、相対的に駅から距離のある安価な坪単価の物件割合が増加した。そのため平均募集賃料が低下した。
各エリアとも景況感の影響を受けて期待値が上がっていると推定する。特に外周部の賃料に動きがでてきた。
東京・主要商業エリアの賃料・公募数の推移(2014年第4四半期)
フロア区分 | 銀座 | 表参道 | 新宿 | 渋谷 | 池袋 | |
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募集賃料 (円/坪) |
全フロア | 28,360 | 33,695 | 23,785 | 25,295 | 18,976 |
1F | 64,172 | 46,075 | 33,207 | 41,599 | 26,103 | |
1F以外 | 25,659 | 28,661 | 23,010 | 22,790 | 18,024 | |
募集件数 | 全フロア | 472 | 393 | 270 | 356 | 249 |
1F | 33 | 116 | 23 | 67 | 26 | |
1F以外 | 439 | 277 | 247 | 289 | 223 |