[最新号目次]
2020年11月号
774億円で2物件、MFLP投資法人
特集
[限] 取引される街・銀座 コロナで相次ぐテナントの撤退、店舗賃料は下落トレンドに
日本有数の商業地である銀座の街に、新型コロナウイルスが暗い影を落としている。人出の減少から店舗の売り上げは低迷し、撤退する店舗テナントも相次ぐ。高値を維持していた賃料が、とうとう下落し始めた。売買マーケットでは、一部に大型の取引事例がみられるものの、コロナウイルスの拡大以降は、取引そのものが成立しづらくなってきた。[PDF]
売買事例分析
[限] 2020年7月~9月の動向 物流主導で売買高は持ち直すも、先行きは依然として不透明
2020年第3四半期の売買高は、前年同期比9%減の6313億円。6割減を記録した第2四半期と比べると持ち直しているが、内訳をみると、物流施設の投資が増えている一方で、他のセクターは低調で、本格回復はまだ遠そうだ。基準地価の上昇に急ブレーキがかかり、都心部オフィスビルの成約賃料も下落に転じるなど、ネガティブな要素も散見され、先行きは不透明だ。[PDF]
オフィス市況トレンド
[限] 成約賃料調査 渋谷・恵比寿の賃料下落が続く、目立つフロアの一部返却
本誌が四半期に一度、東京、神奈川、大阪のオフィスエリア28カ所を対象に実施しているオフィスビル成約賃料調査。今回は2020年9末時点の結果を示した。半年前との比較で下落傾向を示したのは、東京の渋谷駅周辺と恵比寿駅周辺の2エリア。これ以外のエリアは横ばいとなった。新型コロナウイルスの感染収束が見通せないなか、東京オフィスビル市況は停滞感が強まっている。[PDF]
企業移転ニュース 古河機械金属が常盤橋タワーへ、貿易センター南館に綜合キャリアなど
売買レポート
- 774億円で2物件、MFLP投資法人
- 大門駅近くの満室稼働ビル、ACNがオフィスを長期保有へ
- ドラッグストア創業家、娯楽施設を運用目的で
- 東京医大近くで売却、三菱地所レジデンス
- オルガン坂沿いで、ユニゾホテルが売却
- 146億円で青梅の物流施設、野村不動産マスターファンド
- 43億円で神南の店舗・オフィス、TSIホールディングスが譲渡
- 底地の一部を取得、ブローディア・プライベート
- 総額187億円の資産入れ替え、東急リアル・エステート
- 都内4物件を77億円で、コンフォリア・レジデンシャル
- 平和不動産が取得、第一京浜沿いのオフィス
- グリーンオークが取得、駅近のホテル148室
- 16億円で新築マンション、タイヘイが山廣建設から
- ブローディア・プライベート、188室のホテルを運用資産に
- 三菱地所レジデンスが売却、戸数85のマンション
- 両備A.P.プライベートが当初資産90億円の一部として ほか
売買事例一覧 94件
直近3号分は日経不動産マーケット情報のトップページまたは画面右側の「売買事例一覧」からご覧いただけます。過去の売買事例データは、日本最大級の事業用・投資用不動産取引データベース、DEAL SEARCH(ディールサーチ)に収録しています。
ダイジェスト――開発、戦略、経営
- 国内最高層の木造オフィスビル、三井不動産が日本橋に
- 潜在空室率が5%近くまで上昇 ほか