飯野ビルディング2期計画の完成イメージ(資料:飯野海運)
飯野ビルディング2期計画の完成イメージ(資料:飯野海運)

 飯野海運は9月4日、千代田区内幸町の飯野ビルディング2期計画について発表した。1935m2の区画に緑化率の高い公開空地「イイノの森」を設けるほか、地下鉄霞ケ関駅と直結する。投資予定額は約31億円。2014年10月に竣工する予定だ。

 公開空地は植栽帯とアートで構成する。桜並木や日本固有の自生種によって生物多様性に配慮し、日比谷公園に連なるような風景を形成する。新たに8区画の店舗もできる。

 飯野ビルディングは先進的な環境配慮建物として2011年10月に開業した。ビル建設を主体とした1期計画の総工費は、旧ビルの解体工事費込みで約430億円。2期計画の竣工によって完全開業する。

[開発の概要]
開発名:飯野ビルディング2期計画
所在地:千代田区内幸町2-1-1(住居表示)
最寄り駅:地下鉄霞ケ関駅直結
面積:土地1935m2、延べ床3343.3m2
構造:S・SRC造
階数(地上/地下):1/2
事業主:飯野海運
設計者:竹中工務店(設計・設計監理)、日建設計(設計監修・工事監理)
施工者:竹中工務店
用途:公開空地、店舗・駐車場
用途地域:商業
工期:2013年9月~2014年10月
投資予定額:約31億円

<訂正:2013年9月9日16時30分>
1期計画の総工費を約460億円と記しましたが、「旧ビルの解体工事費込みで約430億円」に訂正します。