エイブルリート投資法人は、12月26日に予定していた東京証券取引所への上場を中止した。エイブルグループがスポンサーの住宅特化型REIT(不動産投資信託)で、全国の主要都市にある賃貸マンション50物件を運用資産として、総額約391億円の規模で上場を計画していた。

 REIT市場の低迷を背景に、上場中止が相次いでいる。12月3日には、米AIGのREITであるジェイリート投資法人が東京証券取引所への上場を中止した。同投資法人は12月19日に上場する予定だった。11月には、日本国内の商業施設を運用資産とするシンガポールのAPLジャパン・トラストが、世界的に不安定な株式市況を理由にシンガポール証券取引所への上場延期を発表している。