アジア・パシフィック・ランドグループのREIT(不動産投資信託)、APLジャパン・トラストは、近く予定していたシンガポール証券取引所への上場を2008年に延期した。世界的に不安定な株式市況を理由としている。

 REITは10月18日にシンガポール金融庁に目論見書を提出しており、早ければ11月後半にも上場するとみられていた。同社によると、機関投資家からの人気は高かったものの、上場後の投資口価格下落を懸念して延期を決めたという。時期は市況の安定を待って決める予定だ。

本間 純