御堂筋野村ビル(仮称、資料:野村不動産ホールディングス)
御堂筋野村ビル(仮称、資料:野村不動産ホールディングス)

 野村不動産は2007年7月、大阪・淀屋橋の東海ビル跡地で新しいオフィスビルの建設に着手した。2009年2月の竣工をめざして、延べ床面積約2万1000m2の御堂筋野村ビル(仮称)を建設する。

 予定地は地下鉄淀屋橋駅から徒歩2分、本町駅から徒歩5分の御堂筋沿いにある。野村不動産はここに、地上14階地下2階建てのビルを建設する。基準階面積は約1000m2。免震構造に加えて、独立した2系統の受電設備を備えており、万一の災害に遭ってもテナントが業務を継続しやすい環境を備える。

 野村不動産の特別目的会社(SPC)は2006年8月に、約163億円で東海ビルを取得した。新しいビルの総事業費は、土地代を含めて約235億円を予定している。竣工後は、大阪における同社の旗艦ビルとして賃貸運用していく。

[開発の概要]
名称:御堂筋野村ビル(仮称)
事業主:野村不動産のSPC
総事業費:約235億円
所在地:大阪市中央区平野町3-5-12(住居表示)
最寄り駅:地下鉄淀屋橋駅徒歩2分
面積:土地1955.30m2、延べ床2万963.48m2
構造・階数:S・SRC造、14/2
駐車可能台数:58
設計:野村不動産
施工:竹中工務店
工期:2007年7月~2009年2月

本間 純