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編集長が語る日経アーキテクチュアの見どころ

“非東京縛り”で見えた元気の源泉

2017/07/12

 「情報が東京中心に偏っている」。そうご指摘を受けることがあります。もちろん、東京の情報を最優先して取り上げようという意図は全くありませんが、編集部が東京にあるため、東京近郊が「取材しやすい=記事になりやすい」ことは否めません。そこで今号は、“東京以外”を意識して、全体を構成してみました。

 特集は、「地域に活力生む『巻き込み型』仕事術」です。

 地方都市に生きる建築関係者の「これからの働き方」について、そのヒントを実例から探りました。

 日経アーキテクチュアは「働き方改革シリーズ」と銘打ち、2017年を通じて建築界の働き方を考えています。第1弾は4月27日号特集「“ブラック”な職場との決別」、第2弾は5月25日号特集「正しいBIMとの付き合い方」でした。今回の特集は同シリーズの第3弾です。

 特集のリード(前書き)を引用します。

 「地域の資源を生かし、魅力づくりを進めるまちが各地にある。衰退するまちの再生のために立ち上がった建築の専門家が、その中にいる。彼らは、一定の地域や場所にターゲットを絞り、遊休建物をうまく使って、個々には小さくならざるを得ない仕事を稼げるものとする方法を模索する。そこに欠かせないのは、共感を呼び、仲間も顧客も増やす『巻き込む力』。自ら仕掛けて地域に活力を生む、それぞれの仕事術を追った」

 地方都市の建築実務者というと、かつては独りコツコツと近隣住民の信頼を得る“町医者”タイプが目指すべき像だったように思います。けれども、近年、元気な地方都市を調べてみると、“巻き込み型”の建築実務者の存在が核となっていることが分かってきました。この特集では、そうした動きに注目し、5つの地方都市を取材しました。

 特集に続く「特別リポート」も“東京以外”です。タイトルは「『攻め』の駅前広場」。記事冒頭の写真を見れば、「攻め」の姿勢が一目瞭然でしょう。

 記事のリード(前書き)を引用します。

 「鉄道と自動車、バスの結節点として利便性最優先でつくられることが多かった駅前広場。しかし最近は、立地を生かしてにぎわいを生もうという“攻めの計画”も見られる。ポイントの1つは地域の顔となるように、その地域の特徴をデザインに取り入れること。もう1つは人が気を使わずに滞留できる場所を設けることだ」

 そうした視点で3つの駅前広場を取り上げました。

宮沢 洋日経アーキテクチュア

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