新宿東宝ビル完成予想図(資料:東宝)
新宿東宝ビル完成予想図(資料:東宝)
解体中の新宿コマ劇場と新宿東宝会館
解体中の新宿コマ劇場と新宿東宝会館

 東宝は、2008年に閉館した新宿コマ劇場と新宿東宝会館の跡地5888m2にホテルとシネマコンプレックス、飲食店舗からなる複合施設を建設することを明らかにした。新たに建設するビルは地上31階地下1階建て、延べ床面積5万5390m2の規模になる。2015年春にオープンする予定だ。

 新ビルの名称は新宿東宝ビル。9階~31階がホテル、3階~6階がシネマコンプレックス、1階~2階が飲食店舗というフロア構成になる。

 ホテルフロアは藤田観光が賃借し、「新宿東宝ビル ワシントンホテル(仮称)」としてオープンする。客室面積が17.6m2のシングルルーム855室、23.6m2のツインルーム175室の計1030室を予定している。シネマコンプレックスは12スクリーン、約2500席と東京都内で最大級の規模になる。東宝の100%子会社であるTOHOシネマズが賃借し、TOHOシネマズ新宿(仮称)として運営する。

 2012年春に着工予定だ。事業主は東宝と同社の100%子会社であるコマ・スタジアムの2社。竹中工務店が設計と施工を担当する予定だ。東宝は総事業費を約232億円と見込んでいる。建設地は西武新宿線西武新宿駅から徒歩2分、地下鉄新宿西口駅から徒歩4分、歌舞伎町の中心部にある。


開発名:新宿東宝ビル
所在地:新宿区歌舞伎町1-19-1ほか(地番)
最寄り駅:西武新宿線西武新宿駅徒歩2分
面積:土地5588m2、延べ床5万5390m2
構造、階数(地上/地下):S・SRC造、31/1
総事業費:約232億円
用途:ホテル、映画館、飲食店舗ほか
事業主:東宝、コマ・スタジアム
設計者:竹中工務店(予定)
施工者:竹中工務店(予定)
工期:2012年春~2015年春(予定)