Vol.010 ウェルネス・シティ
目次
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デバイスとクラウドで医療とケアを支援
ソフトバンクテレコムの医療ITソリューション
保健、医療、在宅ケアなどの看護・介護を含む福祉サービスを、関係者が連携・協力して地域住民のニーズに応じて一体的・体系的に提供する地域包括ケアシステムの実現に動き出している。チーム医療や地域包括ケアを推進するためには、それぞれの機能を担う多職種者間での情報共有・連携が欠かせない。ソフトバンクテレコムは…
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医師と高血圧患者のつながりを強固に
オムロンヘルスケア「メディカルリンク」
高血圧症患者とその予備軍は、日本全国で4000万人といわれる。高血圧症治療の基礎は、継続的な家庭血圧のコントロールにある。患者の多くは血圧手帳を配布され、日々の家庭血圧の測定・管理を勧められているが、データ記録・管理の煩雑さから、途中で頓挫するケースが多い。「医師と患者が情報交換できる血圧測定・管理…
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迫りくる超高齢社会、待ったなしの新しいまちづくり
教授対談 辻哲夫氏×久野譜也氏
先進国のなかで最も早く超高齢社会を迎える日本。そのような流れにあって、東京大学高齢社会総合研究機構特任教授の辻哲夫氏は、千葉県柏市などをモデル地域とした、「Aging in Place」と呼ばれる超高齢社会の社会システムの研究や実現を行っている。また、筑波大学大学院教授の久野譜也氏は「Smart W…
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品川区が自ら整備した高齢者複合施設
品川区立大井林町高齢者複合施設(東京都品川区)
2012年6月、東京都品川区の都営住宅跡地にサービス付き高齢者向け住宅(サ付き住宅)を中心とした区立の複合施設「品川区立大井林町高齢者複合施設」がオープンした。こうした施設を自治体が直接整備する事例は、都内では始めてという。
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見舞いに行きたくなる療養病院
医療法人篤友会坂本病院(大阪府豊中市)
「高齢患者の療養に特化した病院をつくり、地域に貢献したい」。大阪府豊中市の坂本病院は、経営者のこんな思いを色濃く反映した医療施設だ。家族が見舞いに来たくなる工夫を随所に取り入れ、院内を落ち着いた雰囲気に仕上げた。2011年4月の開院以来、229の病床は常にほぼ埋まっている状態だ。
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「ウェルネス・シティ」実現に何が必要か
自治体の役割が大きなカギに
誰もが健康で豊かに暮らせる街「ウェルネス・シティ」。実現に向けて何が必要か、デジタルヘルスOnline の持田智也編集長と日経アーキテクチュアの畠中克弘編集長が対談する。
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人の目とセンサーで高齢者見守る
見事に生い茂った樹木の間に、昭和の味わいを残す団地を形づくる建物が点在する。横浜市郊外のJR大船駅からバスで約15分。「公田(くでん)団地」のバス停を降りると、完成から50年近くを経たURの賃貸住宅「公田町団地」が眼前に広がる。
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断熱性能が高ければ風邪も引きにくい
居住者に簡単なアンケートに答えてもらって得られた居住環境の点数が高いほど、主観的な健康感が高く、各種疾病の有病率も低い。そんな興味深いデータが2月17日に東京都内で開催された「第6回健康維持増進住宅研究シンポジウム」で公表された。