連載
Vol.030 「快適さ」を支える 窓・開口部
目次
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建築家の千葉学氏らが窓・開口部を語る
<特別鼎談>
建築を形づくる大切な要素の1つ、窓・開口部。省エネ性能が問われる機会が多いが、本来そこに求められる役割は多様だ。様々な機能の間に、どう折り合いをつけて設計するか。建築家の千葉学氏、建築環境を研究する早稲田大学教授の田辺新一氏、メーカーである三協アルミ社の阿見秀一氏が、それぞれの立場から語り合った。 …
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森ビル・弓削氏が見る、窓の魅力と事業性
<開口部を考える>弓削昌義氏/森ビル設計統括部建築設計部担当部長
オフィスか住宅かに限らず、「開口部を広く取って、明るい空間にしたい」というユーザー側の要望は強い。オフィスで言えば、高層ビルの外装がPCパネルにサッシを打ち込むポツ窓形式だった頃から、窓を大きくしたいという要望はあった。アルミカーテンウオールが主流になってからも断熱性能や室内環境との兼ね合いで、以前…
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建築家・宮崎浩氏が考える、窓の規格開発
<開口部を考える>宮崎浩氏/プランツアソシエイツ代表
事務所設立以来、建築の設計とともに複数の建材メーカーと様々な製品を共同で開発してきた。開口部の場合は基本的な性能とともにエネルギーに対する考え方が重要なテーマとなる。その時に、“力わざ”によってねじ伏せてエネルギーロスを小さくするような発想に陥らず、設計者の視点からデザインと省エネルギー性能が両立す…
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アラップ・松延氏が語る、開口部の新潮流
<開口部を考える>松延晋氏/アラップ東京事務所ファサードエンジニアリングチームリーダー
建築ファサードの近年の動向の1つとして、中低層のビルにもユニット構法のカーテンウオールを採用できるようになったことが挙げられる。