ケン・コーポレーショングループは、都心の中古高級マンションに特化したリノベーション事業に乗り出す。1960年代後半から90年代前半に建てられた物件を中心に、1戸単位から取得し、改修などを施したうえで販売する。子会社のケイエヌプロパティー(本社:新宿区)を通じて、2008年春から本格的に営業を開始した。

 取得対象は、都心3区や渋谷区・品川区・世田谷区などの高級住宅地にある住居用不動産。1戸あたりの専有面積は30坪~100坪、販売価格は1億~4億円程度を想定している。2008年3月には、港区南青山4丁目にある地上7階建て、築36年のマンションの1戸を取得した。

 ケイエヌプロパティーでは当面、年間15物件程度の取得を目標としている。複数の大手住宅販売・仲介会社とも連携し、物件の取得・販売網を拡げていく。