南4条西2丁目計画の完成予想(資料:三井不動産)
南4条西2丁目計画の完成予想(資料:三井不動産)

 三井不動産は2008年3月、札幌市内でホテルと商業店舗の複合施設「南4条西2丁目計画」の建設に着手した。2009年5月の完成を予定している。

 建設地は札幌市のビジネス、観光の中心地にある。地下鉄豊水すすきの駅から徒歩1分、国道36号に面した場所だ。もとはアオキビルが立っていた土地で、三井不動産は2006年6月に土地を取得した。建物は地上15階地下1階建て、延べ床面積1万8111m2の規模となる。地下1階~地上2階は飲食やサービスを中心とした店舗フロアとなり、3階~15階にはアコーホテルズが運営する「メルキュールホテル札幌(仮称)」が入居する。札幌市中心部を格子状に走る道路にちなんで、外観デザインには格子の模様を取り入れる。

 ホテルは、平均で21m2の広さのダブルルームと平均27m2のツインルームを中心に全285室を備える予定だ。運営を手がけるアコ―グループはフランスに本社を構える世界最大級のホテルチェーンで、世界約100カ国で3800棟のホテル・リゾートを運営している。アコーグループと三井不動産が提携して手がけるホテル事業は、今回で2棟目となる。

[プロジェクトの概要]
名称:南4条西2丁目計画(メルキュールホテル札幌)
所在地:札幌市中央区南4条西2丁目(住居表示)
最寄り駅:地下鉄豊水すすきの駅徒歩1分、地下鉄すすきの駅徒歩2分
面積:土地2016.28m2、延べ床1万8111.90m2
構造、階数(地上/地下):S・SRC造、15/1
用途:店舗、ホテル
客室数:285室
事業主:三井不動産
ホテル運営:アコージャパン
設計者:北海道日建設計
施工者:大成建設
工期:2008年3月~2009年5月(予定)
開業:2009年6月(予定)