社長に就任する植松丘氏(写真:ミレア・リアルエステイトリスク・マネジメント)
社長に就任する植松丘氏(写真:ミレア・リアルエステイトリスク・マネジメント)

 ミレア・リアルエステイトリスク・マネジメント(本社:港区)は3月7日、代表取締役社長として植松丘(たかし)氏を迎えると発表した。28日に開催予定の株主総会および取締役会で正式に決定する。

 植松氏は慶應義塾大学卒業後の1973年、野村不動産に入社。ビルディング事業部長などを経て、1997年に取締役に就任した。2001年に常務取締役、2003年には専務取締役となり、資産運用カンパニーを統率。不動産証券化の黎明期から同ビジネスに携わり、数多くの実績を積み重ねてきた。2007年の退任後は早稲田大学国際不動産研究所客員教授、政策研究大学院大学政策研究科客員教授などとして活躍している。

 ミレア・リアルエステイトリスク・マネジメントは、東京海上日動火災保険を中核とするミレアグループの不動産投資顧問会社だ。2003年の設立で、主に機関投資家や年金基金向けに不動産ファンドの運用やコンサルティングなどを手がけている。今回、不動産証券化に精通した植松氏を代表に迎えることで、同ビジネスをさらに発展させ、中長期的な視点で経営基盤を固めていく考えだ。