日土地千葉中央ビルの完成予想(資料:日本土地建物)
日土地千葉中央ビルの完成予想(資料:日本土地建物)

 日本土地建物は4月19日、千葉市中央区本千葉町で日土地千葉中央ビル(仮称)の建設に着手した。子育てをしながら働く女性を支援するねらいから、オフィスビルに保育園と医療モールを併設する。2008年3月に完成する予定だ。

 建設地は京成千葉線千葉中央駅のロータリーに面しており、JR千葉駅からは徒歩8分の場所にある。ビルの規模は地上10階地下1階建て、延べ床面積4457m2。1階には調剤薬局などの店舗、2階には35人までの子どもを預かることができる保育園が入居し、2階~6階は小児科をはじめとする複数の病院が集積した医療モールとなる。7階~10階は賃貸オフィスフロアだ。

 日本土地建物は「今回の開発は社会貢献の一環として、地域住民をサポートするという意味合いもある。保育園部分の賃料は、相場価格の半額以下に設定する予定だ」と話している。同社は今回の開発を「子育て支援プロジェクト」の第1弾と位置づけており、今後も同様の試みを手がけていく考えだ。

〔開発の概要〕
名称:日土地千葉中央ビル(仮称)
所在地:千葉市中央区本千葉町1-1ほか
最寄り駅:京成千葉線千葉中央駅徒歩1分
面積:土地554.44m2、延べ床4457.17m2
構造、階数(地上/地下):S造、10/1
事業主:日本土地建物
設計・監理:竹中工務店
施工:竹中工務店・日土地建設JV
医療コンサルタント・リーシング:望星サイエンス
工期:2007年4月~2008年3月