新阪急大井ビルの完成イメージ(資料:阪急百貨店)
新阪急大井ビルの完成イメージ(資料:阪急百貨店)

 阪急百貨店は、同社とグループ会社が所有するJR大井町駅前の土地に、延べ床面積約5万5000m2の新阪急大井ビル(仮称)を建設する。地上30階地下1階建て、延べ床面積5万5000m2の規模で、高層のホテル棟と住宅棟、低層の商業棟からなる。2008年春に既存ビルの解体工事に着手し、ホテル棟は2011年、住宅棟は2014年の完成を予定している。

 建設地は品川区大井1丁目、JR大井町駅から徒歩1分の場所にある。現在は阪急大井ビルと大井開発ビルの2棟が建っており、商業施設の阪急大井町デイリーショッパーズやビジネスホテルのアワーズイン阪急などが営業している。2棟のビルを順次解体し、高さ約100mのツインタワーを核とする複合施設に建て替える。ホテル棟はビジネス利用を想定した宿泊特化型とし、約1100室を設ける計画だ。基本設計は日建設計で、実施設計者と施工者は決まっていない。

[開発の概要]
名称:新阪急大井ビル(仮称)
建築主:阪急百貨店
所在地:品川区大井1-50-4ほか(地番)
最寄り駅:JR大井町駅徒歩1分
面積:土地9856m2、延べ床約5万5000m2(ホテル約2万4000m2、商業施設約1万8000m2、住宅約1万3000m2)
構造、階数(地上/地下):RC造、30/1
主用途:ホテル、商業施設、住宅
基本設計:日建設計
工期:2008年春~2011年秋(ホテル棟、商業棟)、2011年秋~2014年(住宅棟、商業棟)