森ビルや独立行政法人都市再生機構など6法人で構成する再開発協議会は12月5日、横浜市中区北仲通北地区で検討中の再開発事業について計画の概要を発表した。AとBの2地区からなる約7万5000m2の敷地内に、オフィス、住宅、商業、ホテルなどが入居する9棟のビルを建設する。オフィス部分は約5万m2になる計画だ。2007年に着工し、全体が完成するのは2014年以降になる。

 再開発エリアは、みなとみらい21地区と関内地区を結ぶ海沿いの場所にある。みなとみらい線馬車道駅に接し、エリア内には横浜第二合同庁舎が建っている。建設するビルの延べ床面積は合計約33万2000m2だ。オフィスのほかに商業約3万9000m2、住宅約21万4000m2、ホテル約2万4000m2、その他約5000m2という内訳になっている。

 再開発協議会では、このプロジェクトによって、約5300人の就業人口と約5000人の居住人口が、新たに発生すると見込んでいる。

〔プロジェクトの概要〕
名称:北仲通北地区再開発プロジェクト
所在地:横浜市中区北仲通5丁目ほか
最寄り駅:みなとみらい線馬車道駅徒歩1分
面積:土地約7万5000m2、延べ床33万2000m2(オフィス約5万m2、商業約3万9000m2、住宅約21万4000m2、ホテル約2万4000m2、その他約5000m2)
建築主:北仲通北地区再開発協議会(森ビルなど6法人)
期間:2007年~2014年以降(A地区は2010年完成予定)