ビルの完成イメージ(資料:三菱地所)
ビルの完成イメージ(資料:三菱地所)

 三菱地所は、2009年春までに建て替える丸の内2丁目の三菱商事ビル、古河ビル、丸ノ内八重洲ビルについて、計画概要を発表した。跡地には地上35階地下4階建てのオフィス・店舗複合ビルを建てる予定だ。高層ビルの脇には、丸の内最初のオフィスビル「三菱一号館」を、1894年の竣工当時の赤レンガ姿で復元する。全体の延べ床面積は約20万5000m2で、総事業費約750億円を見込んでいる。

 建て替える3棟はJR東京駅丸の内南口から徒歩3分、通称“三菱村”と呼ばれる丸の内の中心地区にあり、互いに隣接して1街区を形成している。敷地面積は約1万1900m2だ。新しいビルはオフィス部分の延べ床面積が約15万8000m2で、低層棟を含めた店舗部分の延べ床面積が約1万7900m2。三菱一号館は地上3階地下1階建て、延べ床面積約6000m2で、美術館を開設する。

 既存の3棟は築35年~78年が経過しており、2006年7月から解体工事に入る。三菱商事をはじめとするテナントは順次退去を進めている。

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三菱地所の発表(PDF:576Kb)

三菱地所の「丸の内再構築計画」のウェブサイト