JR大阪駅を中心とする梅田地区で、大規模オフィスビルの建設ラッシュが起きている。本誌の集計によると、2006年4月時点で詳細が明らかになっている計画に限っても、20万m2以上のオフィス床が生まれる計算だ。

 阪急梅田駅周辺の通称“阪急村”では、阪急電鉄が老朽化した阪急百貨店梅田本店ビルを解体し、2011年春までに新梅田阪急ビルを建設する。百貨店棟に先駆けて2009年秋に竣工する予定のオフィス棟は、延べ床面積10万m2を超える。JR西日本も2011年春の竣工を目指し、大阪駅北口に三越の店舗と約4万5000m2のオフィス棟で構成する新北ビルを建設予定だ。これ以外にも、毎日新聞社2期ビルやサンケイビル跡地の西梅田プロジェクトの開発、梅新第一生命ビルの建て替え計画などが控えている。

 まだ具体的な計画は明らかになっていないものの、2011年春には梅田北ヤードで再開発ビルが竣工する見通しだ。2006年5月末にも、7haの先行開発区域の一部について事業者選定が始まる。

(詳細は4月20日発行の「日経不動産マーケット情報5月号」に掲載します)

梅田地区の主なビル建設計画
梅田地区の主なビル建設計画

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