都市再生機構や朝日放送など8社は、大阪の中之島で進行中の再開発計画を「水都・OSAKA αプロジェクト」と名付けた。あわせて、この再開発地区に建設する朝日放送の新社屋と、50階建て高層マンションの概要を発表した。
水都・OSAKA αプロジェクトは、大阪府福島区福島1丁目の大阪大学病院跡地で進行中だ。土地面積は約2万1000m2で、西側がなにわ筋に、南側が堂島川に面している。阪神線福島駅から徒歩2分、大阪駅からは徒歩15分の場所にある。大部分の建物が2008年春に竣工する。
朝日放送の新社屋は地上16階地下1階、延べ床面積4万4800m2。4つのテレビスタジオ、5つのラジオスタジオ、300席の公開録音用ホールを備える。設計は隅研吾氏で、2007年12月に竣工する予定だ。同社は2008年春までに、大阪市北区大淀のなにわ筋沿いにある現本社ビルから順次、移転を進める。
50階建ての高層マンション「The Tower Osaka」は分譲481戸、賃貸80戸を備え、延べ床面積は7万3206m2。高さは177mの免震構造だ。オリックス・リアルエステート、三菱地所、住友商事、関電不動産、京阪電鉄不動産が共同で建設し、2008年6月に竣工する予定だ。マンションがあるのは再開発地区のうち西側の街区で、安藤忠雄氏が街区全体の設計を監修した。
建物の詳細は未定だが、大手音楽プロダクション、ビーイングの関連会社で不動産を手掛けるビープラネッツも、14階建て、約75戸の高級賃貸マンション1棟と、最大1200席の多目的ホールを建設する予定だ。このほか、オリックス・リアルエステートは、食品スーパーやスポーツクラブなどを備える商業施設を建設する。いずれも2008年春の竣工を目指している。
■水都・OSAKA αプロジェクトのウェブサイト
http://www.suito-osaka-alpha.com/
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| 水都・大阪αプロジェクト（資料：都市再生機構） |
