東京建物は1月18日、墨田区太平4丁目で建設が進む複合再開発事業「TOKYOリ・デザイン」プロジェクトの正式名称を「olinas(オリナス)」に決定した。プロジェクトを構成する各建物の名称は、オフィス棟が「オリナスタワー」、商業施設が「olinasモール」「olinasコア」、住宅棟は「Brilliaタワー東京」となる。商業施設は4月20日にオープンする予定だ。

 「オリナス」には、錦糸町という地名にちなんで、「錦の糸がさまざまな模様を織り成す」という意味を込めた。オフィス棟の約50%と商業施設のすべてを、AIGグループが計490億円で取得することが決まっている。商業施設については、東京建物の子会社のプライムプレスが運営業務を受託した。同社は、東京建物が2004年10月に設立した商業専門のプロパティマネジメント会社だ。

 東京建物は、商業施設部分のテナントも発表した。大型専門店で構成するolinasコアは地上3階地下1階建ての規模で、地下1階に東急ストア、地上1階部分にファッション店のコムサストアが入居する。2階と3階には、それぞれインテリア雑貨の島忠、ベビーグッズのベビーザらスが入居する。olinasモールは地上4階建てのショッピングモール。1~3階部分はファッション、雑貨、飲食などの店舗で構成する。4階部分では、TOHOシネマズ錦糸町(仮称)がオープンする。

■東京建物の発表
http://www.tatemono.com/news/2006/ttknews060118_olinas.html
http://www.tatemono.com/news/2006/ttknews060118_prime.html

■olinas(オリナス)のウェブサイト
http://www.olinas.jp/

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http://kenplatz.nikkeibp.co.jp
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