千代田区大手町1丁目の自社ビルに本社を置く日本経済新聞社は、大手町合同庁舎跡地に新本社ビルを建設して移転する。新本社ビルは地上30階地下3階建て、延べ床面積約7万m2の規模になる。東京本社で働く約3000人が移転する。関連会社の入居については今後、検討していく。2007年4月に着工し、2009年3月に竣工する計画だ。

 新本社ビルを取得する際、区分所有権の一部は、現本社ビルの土地・建物と等価交換する。残りの区分所有権については約340億円を投じて購入する予定だ。

 大手町では、老朽化したビルを次々に建て替えていく連鎖型の都市再開発を、合同庁舎跡地を起点にスタートする。日本経済新聞社のビル建設と移転は、その第1期になる。