JR新宿ミライナタワー
JR新宿ミライナタワー
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 LINEは2017年1月、新宿区新宿4丁目のJR新宿ミライナタワーに本社を移転する。関連会社のLINE Business Partners(ライン ビジネス パートナーズ)、LINE MUSIC(ライン ミュージック)、LINE Pay(ライン ペイ)、Bonsai Garage(ボンサイ ガレージ)を含めて、15階~23階(基準階床面積約630坪)を賃借する。

 人員が増えて、現オフィスが手狭になっていたことから移転を決めた。分散している3カ所のオフィスを集約し、業務の効率を高めるねらいもある。

 移転元の一つは、本社を構えている渋谷区渋谷2丁目の渋谷ヒカリエだ。19階と27~29階(基準階床面積670坪)を賃借している。このほかに移転する2拠点の所在は明らかにしていないが、同社は渋谷区渋谷2丁目の渋谷クロスタワーとシオノギ渋谷ビルにオフィスを構えている。

 JR新宿ミライナタワーは、JR新宿駅南側の甲州街道沿いでJR東日本が建設を進めている。2016年3月の完成だ。地上32階(建築基準法上は33階)地下2階建て、延べ床面積約11万1000m2の規模で、1階~4階(中2階含む)が商業施設、5階~32階が賃貸オフィスになる。オフィス賃貸可能床面積は約5万5000m2だ。セイコーエプソンとそのグループ会社、帝京大学の移転が明らかになっている。LINEは、同ビルがJR新宿駅に直結し、交通利便性が高い点を評価した。


[移転の概要]
テナント名:LINE
移転先ビル:JR新宿ミライナタワー(新宿区新宿4-1-6)
賃借面積(移転先):5670坪 ※
移転元ビル:渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2-21-1)ほか
賃借面積(移転元):2680坪(渋谷ヒカリエ) ※ 
移転時期:2017年1月
周辺エリアの賃料相場:西新宿エリア

(※)概要欄の賃借面積は、入居フロア数と基準階床面積などから算出した推定値