米国のコアアセットを投資対象とするオープンエンドファンド市場で異変が起きている。日本の私募REIT市場に相当し、機関投資家にとって主要な投資商品の一つだ。米国不動産投資受託協会（NCREIF）の公表資料を基に三井住友トラスト基礎研究所が集計したところ、四半期ベースのトータルリターン（フィー控除前）が、2015年の3％（年率約12％）台後半から2016年に2％（同8％）台前半へ低下。これに伴って2016年第4四半期（10月〜12月）の資金流入が3年半ぶりにネットでマイナスとなった。

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