ザ・パークレックス 東陽町。階段室に大きく設けられた開口部の小口をカラフルに塗装した(写真:三菱地所レジデンス)
ザ・パークレックス 東陽町。階段室に大きく設けられた開口部の小口をカラフルに塗装した(写真:三菱地所レジデンス)
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リノベーション後のリビングダイニング。正面奥の壁はラーチ合板仕上げで、棚板を自由に設置できる(写真:三菱地所レジデンス)
リノベーション後のリビングダイニング。正面奥の壁はラーチ合板仕上げで、棚板を自由に設置できる(写真:三菱地所レジデンス)
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 三菱地所レジデンスは1月26日、2014年5月にスタートした「Reビル(リビル)事業」において、初めて賃貸マンションを手がけたことを発表した。江東区千石2丁目にある旧社宅をリノベーションしたうえでマンションとして賃貸する。

 Reビル事業は、築年数の経過などで競争力が低下した中小ビルを一棟借りし、リノベーションによって価値を高めたうえで転貸する事業だ。賃借期間終了後はオーナーにビルを返還する。増加する既存不動産ストックの活用という社会的要請に、三菱地所グループとして応えることをめざす。これまで千代田区や中央区で5物件の実績があるが、すべてオフィスビルだった。

 今回の賃貸マンション、ザ・パークレックス 東陽町は地下鉄の東陽町駅や住吉駅からいずれも徒歩13分の場所にある。バスを使えば東陽町駅から5分で四ツ目通り沿いにある最寄りの停留所に着き、そこからは徒歩1分の距離だ。閑静な住宅街の角地に立っており、向かいの街区には公園や小学校、はす向かいの街区には高校がある。

 建物は地上5階地下1階建て、延べ床面積1258m2、戸数10の規模で、1981年に竣工した。1階~5階に専有床面積90m2台の住戸が各2ある。かつてのNTT東日本江東千石社宅で、NTT東日本が所有している。同社のグループ会社で不動産管理を手がけるテルウェル東日本(本社:渋谷区)から三菱地所レジデンスが借り受ける。