JR新宿駅南口の線路上空に4月4日、高速バスやタクシーの乗降場を集約した交通ターミナル「バスタ新宿」が開業した。1日のバス発着便数はピーク時1600便以上と日本一。駅や商業施設とも直結し、広場からは眼下に列車が見られる。初日から乗降者に加え、バスファンなども詰めかけにぎわっていた。
バスタ新宿は、新宿駅西口周辺に分散する19カ所の高速バス発着場を集約するとともに、南口前の国道20号にあるタクシー乗降場を移設。さらに駅の改札や歩行者広場も設けた。駅と直結し、乗り換えがスムーズになる。
3月25日に開業したJR新宿ミライナタワー低層部の商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」とも接続し、弁当や土産を買って高速バスに乗るといった利便性も高まる。
施設内は用途ごとに階層を分けた。4階は高速バスの乗降場や待合施設、3階はタクシー乗降場、2階は駅の改札や歩行者広場とした。2階で国道20号と接する。
バスタ新宿は、一般公募で決まった愛称だ。バスとタクシーの複合ターミナルであることがイメージでき、文字数が少なくて、呼びやすく覚えやすいことから選ばれた。
施設の特徴を、開業初日の状況とともにお伝えする。