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東京大改造

「新東名の起点」開通直前に歩いて往復

2018/01/04

(写真:大上祐史)

 E1A新東名高速道路の起点となる海老名南ジャンクション(JCT)─厚木南インターチェンジ(IC)間約2kmが、2018年1月28日午後3時に開通する。開通日時が決まったばかりの2017年12月24日、「新東名あつぎウォーク2017」が開催された。開通前の同区間を歩くことができるイベントだ。

 新東名の神奈川県内最初の開通区間になる。用地の取得に時間がかかったことや地盤対策が必要になったことで、計画より約1年遅れた。工事費は約1200億円。

(資料:NEXCO中日本)

 さらに、この先の厚木南IC─御殿場JCTが予定通り2020年度までに供用されれば、神奈川県海老名市の海老名南JCTと愛知県豊田市の豊田東JCTを結ぶ延長約330kmの新東名は全線開通する。
(関連記事:新東名、御殿場から東京延伸の橋架設

 新東名あつぎウォークは、厚木の新たな玄関口の誕生を市民と祝い、「元気なあつぎ」を市内外へ発信するため、厚木市が主催した。厚木南ICから海老名南JCTまで、往復約3kmのコースをウォーキングできる。

(資料:厚木市)

 参加は事前の申し込みが必要で、中学生以下は無料、厚木市内在住は500円、厚木市外在住は1000円を支払う。午前10時から午後2時まで1時間おきに約2000人がウォーキングを順次スタートし、終了となる午後4時までに累計約1万人が新東名を歩く。

 厚木南ICの料金所では、電光掲示板に「新東名あつぎウォーク2017 2017年12月24日」と表示されている。

(写真:大上祐史)

 料金所を抜けると、分岐箇所がある。左方向は圏央道に接続する海老名南JCT方面で今回開通する区間、右方向は工事が進む御殿場JCT方面だ。

(写真:大上祐史)

 この日はクリスマスイブで、クリスマスツリーが飾られていた。

(写真:大上祐史)

新東名の上り線を厚木南ICから海老名南JCTへ

 厚木南ICから海老名南JCTへ向かう。「新東名 1」と表示されたキロポストは、起点となる海老名南JCTから1kmの地点であることを示す。

(写真:大上祐史)

 1km先にある海老名南JCTについての案内標識が設置されている。

(写真:大上祐史)

 相模川をまたぐ橋長622mの新相模川橋を通る。照明は低位置に設置されていて、夜間の視認性が高くなっている。

(写真:大上祐史)

 海老名南JCTの分岐箇所まで300mの地点には、急カーブを警告する案内板が設置されている。厚木市から海老名市に入る。

(写真:大上祐史)

 下部には、圏央道を確認できる。

(写真:大上祐史)

 圏央道と交差する箇所に、新東名の起点となる0キロポストが掲示されていた。新東名の正式名は第二東海自動車道横浜名古屋線。

(写真:大上祐史)

 海老名南JCTの分岐箇所まで150mの地点だ。

(写真:大上祐史)

 海老名南JCTの分岐箇所だ。左方向は圏央道の茅ヶ崎方面、右方向は圏央道の八王子方面になる。

(写真:大上祐史)

折り返して下り線を海老名南JCTから厚木南ICへ

 圏央道の茅ヶ崎方面と八王子方面からの合流箇所だ。

(写真:大上祐史)

 厚木南ICの出口まで約1kmの案内標識が設置されている。

(写真:大上祐史)

 海老名市から厚木市に入る。晴天であれば富士山をはっきりと望める。

(写真:大上祐史)

 厚木南ICの出口だ。現在は終点となる。

(写真:大上祐史)

 料金所へ戻った。厚木南ICは、国道129号に接続する。

(写真:大上祐史)

 対距離料金精算タイプの料金精算機が、車高に応じて2つ設置されている。現金やクレジットカード、ETCカードでの精算が可能だ。

(写真:大上祐史)

 ウォーキングできるのは以上の区間になる。

祭り全開の新東名

 ウォーキングの前に、厚木南IC周辺エリアの会場でオープニングセレモニーがあった。午前9時15分からの東名中学校吹奏楽部によるウェルカム演奏に続き、午前9時30分から菊池美明実行委員長の開会宣言、小林常良厚木市長の実行委員会会長挨拶、来賓祝辞と続いた。

 小林市長は「多くの人の思いで実現した新東名をしっかり歩いて、生涯の思い出にしてほしい」と挨拶。イメージキャラクターは左からクルリン(伊勢原市)、あゆコロちゃん(厚木市)、えび~にゃ(海老名市)、みちまるくん(NEXCO中日本)が登壇した。

(写真:大上祐史)

 午前10時、小林市長の合図とともにウォーキングがスタートした。

(写真:大上祐史)

 地元2団体による神輿(みこし)と囃子(はやし)が披露され、ウォーキングを盛り上げた。物産・あつぎの魅力発信コーナーやセグウェイ体験乗車コーナー、はたらくくるま展示コーナーなど、盛りだくさんだ。

(写真:大上祐史)

 海老名南JCTを望むと、計画のない東京方面延伸を彷彿とさせる橋脚が並んでいる。

(写真:大上祐史)

 海老名南JCT周辺エリアの会場には、友好都市の秋田県横手市直送かまくら体験コーナーや飲食コーナーがある。

(写真:大上祐史)

 「新東名あつぎウォーク2017」はここまでとなる。

(写真:大上祐史)

 新東名の一部となる海老名南JCT─厚木南ICの開通により以下のような効果が期待される。

  • 物流の効率化による生産性の向上や地域開発
  • 海老名JCTなどの混雑緩和における移動時間の短縮
筆者の大上祐史さんは、インフラ建設現場の見学会などに積極的に参加してリポートするウェブサイト「ラジエイト」を運営しています。

大上 祐史=ラジエイト代表 [日経コンストラクション

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