1つずつ形の異なる鋼製橋脚

 参加者は3つの班に分かれ、時間をずらして3つの見学スポットを1時間30分で巡る。

(資料:横浜市)
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  • 撮影ヤード1:橋梁区間(横浜市施工区間 その1工区)
  • 撮影ヤード2:橋梁区間(横浜市施工区間 その2工区)
  • 撮影ヤード3:横浜港北ジャンクション(JCT)(首都高速道路会社施工区間)

 橋脚は形は1つずつ異なり、番号が振られている。その1工区とその2工区は施工者が異なる。

(資料:横浜市)
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 高架橋の上層に本線(港北方面行)の車道、中層に本線(青葉方面行)の車道と合流用ランプ(E連結路)、下層には一般道川向線が整備される。

(資料:横浜市)
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 川向地区の高架橋は、鋼管杭、フーチング、アンカーフレーム、鋼製橋脚、主桁・合成床版の要素で構成されている。

 鋼管杭は、長さ14~16mの鋼管を、地面にドリルで穴を開けて支持地盤まで挿入する。杭の根元にコンクリート製の球根のようなものを築造する先端根固め工法の採用。高い先端支持力を得ることができる。鋼管杭は橋脚1本あたり約60~80本が埋まっている。

 フーチングは、基礎として用いられるコンクリート構造物だ。橋脚1本あたり幅35.0m、奥行き13.5m、高さ4.0mの大きなフーチングが打ち込まれている。

 アンカーフレームは、フーチングと鋼製橋脚を結合し、荷重をスムーズに伝達するための部材だ。幅3.2m、奥行き3.4m、高さ4.3mのアンカーフレームを、橋脚1本あたり3基設置している。

 橋脚PH本9について、完成図と現状を比較してみた。

(資料:横浜市)
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(写真:大上祐史)
(写真:大上祐史)
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