続くトラックのパレード

 見学スポット3のプラントヤードへ移動する。
 シールド機が掘ったときに出る土砂を処理する泥水処理施設(プラントヤード)がある。ここも工区が分かれていて、右側が港北行きトンネルから出る土砂を処理する施設、左側が青葉行きトンネルから出る土砂を処理する施設となっている。

(写真:大上祐史)
(写真:大上祐史)
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 シールド機の先端に泥水を送り込み、水圧により掘削面を安定させながら掘り進める泥水式シールド工法が採用されている。掘削された土砂は泥水と混ぜて、ポンプを使って地上の施設までくみ上げられる。泥水は、泥水処理施設で土と水に分離される。

(写真:大上祐史)
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 土は粒の大きさなどの状態を考慮しながら、各地の工事現場や埋め立てなどで利用される。水は再びシールドマシンへ送られる。

(写真:大上祐史)
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 トラックに設置されたGPS端末を使い、中央監視室で位置、速度、走行ルートを監視することで、地域の環境に配慮している。

(写真:大上祐史)
(写真:大上祐史)
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 トンネルの片側を掘削する際、一日に10tトラック約100台が4往復するだけの土砂が搬出される。

(写真:大上祐史)
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 「横浜環状北西線建設現場 見学撮影会(第2回)」ははここまでとなる。

 横浜市では、横浜環状北西線建設現場フォトコンテスト(北西線フォトコン)を実施してる。見学撮影会も引き続き、12月6日に開催される。

「横浜環状北西線建設現場フォトコンテスト・現場見学撮影会」
  • テーマ:北西線のダイナミックな建設現場
  • 応募対象作品:今まで撮った北西線の建設現場の写真(沿道からでも、現場見学会で撮影したものでもOK。)
  • 応募期限:2017年12月31日(日)23:59
  • >>公式サイト
筆者の大上祐史さんは、インフラ建設現場の見学会などに積極的に参加してリポートするウェブサイト「ラジエイト」を運営しています。