目に見えるトンネルの施工手順

 シールド機を背にして、東名高速道路の横浜青葉IC・JCT側の発進たて坑へ戻る。

 発進たて坑とシールド機を行き来して、セグメントや大きい資材を運ぶ輸送車両がある。現在は1台の運用で、シールド機が先へ進み距離が伸びると2台の運用になる予定だ。前後に運転席があるためUターンする必要がなく、また、トンネルで2台がすれ違うことのできる車幅となっている。

(写真:大上祐史)
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 トンネルの3分の1くらいの高さに、道路の床となる床版と呼ばれる部材が敷かれる。床版の上はコンクリートで舗装されて車道部となり、下は道路下安全空間(避難通路)となる。

(資料:首都高速道路)
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 シールド機から離れるほど、床版を載せる側壁の施工が進んでいる。枠の中に鉄筋が組まれ、コンクリートで固められる。

(写真:大上祐史)
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(写真:大上祐史)
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 横浜北線に続き、横浜環状北西線でも、すべり台式非常口が採用される。非常の際には、すべり台式非常口で道路の下にある避難通路へ移動して、地上出口まで避難する。すべり台式非常口が設置される箇所は、床版を載せる側壁に空間が確保されている。
(関連記事:横浜環状で完成間近の「北線」トンネル内をお披露目

(写真:大上祐史)
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(写真:大上祐史)
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 発進たて坑に近いほど施工が進んでいる。