最大級の大型クローラークレーン

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 横浜青葉IC付近。東名高速道路の横浜青葉ICの上部を、横浜環状北西線と国道246号線を結ぶ専用ランプがまたぐ。

(写真:大上祐史)
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 こちらは首都高速道路が工事を進めているため、青色のベントとなっている。ベントやトンネルを掘るシールドマシンは、横浜市が緑色、首都高速道路は青色を使用している。

 見学撮影会の前日となる10月11日の午後9時から翌朝6時まで、E1東名高速道路の東名川崎IC─横浜青葉IC間(上下線)を通行止めにして、大型クローラークレーンによる架設が行われていた。

(写真:大上祐史)
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 ブロック長56.8m、架設桁重量437tの鋼床版箱桁ブロックが、東名高速道路をまたいで架設されている。

(写真:大上祐史)
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 架設で使用されたのは、吊り上げ能力1600tのクローラークレーンだ。橋梁架設用としては日本にある最大級のクレーンとなる。首都高速道路の工事では初めて採用された。

(写真:大上祐史)
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 重りを支える台車の特殊なタイヤの価格は、1本あたり約2000万円する。

(写真:大上祐史)
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 先は、国道246号線に接続する。「横浜環状北西線建設現場 見学撮影会(第1回)」はここまでとなる。

(写真:大上祐史)
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 横浜市では、横浜環状北西線建設現場フォトコンテスト(北西線フォトコン)を実施してる。見学撮影会も引き続き、11月と12月に開催される。

「横浜環状北西線建設現場フォトコンテスト・現場見学撮影会」
  • テーマ:北西線のダイナミックな建設現場
  • 応募対象作品:今まで撮った北西線の建設現場の写真(沿道からでも、現場見学会で撮影したものでもOK。)
  • 応募期限:2017年12月31日(日)23:59
  • >>公式サイト
筆者の大上祐史さんは、インフラ建設現場の見学会などに積極的に参加してリポートするウェブサイト「ラジエイト」を運営しています。