発進たて坑の底を探索

 エレベーターを使用して発進たて坑の下へ降りる。30秒ほどで発進たて坑の底へ着いた。

 西側には、シールドマシンの掘り進めたトンネルの坑口がある。その先はシールドマシンまで延びるレールが敷かれている。サーボロコと呼ばれる電気機関車で、人やセグメントを人車や台車で運ぶ。

(写真:大上祐史)
(写真:大上祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 発進たて坑から到達たて坑まで4263.9mあり、取材時点で掘削は4200mまで進んだことが示されている。

 天井を見上げると、先ほど上からのぞいた資材投入の開口部がある。

(写真:大上祐史)
(写真:大上祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 サーボロコに連結された人車で、最大8人が作業するシールドマシンが掘り進めているトンネルの先端へ移動できる。

(写真:大上祐史)
(写真:大上祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 トンネルの上部には、空気を送る管が通っている。切り羽と呼ばれるトンネルの先端の空気を、地上へ排出しているのだ。

(写真:大上祐史)
(写真:大上祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 トンネルの脇には、シールドマシンが使用する水などの配管が通っていた。

<!-- 図ID=15のキャプション -->
[画像のクリックで拡大表示]