高架の京急線は1階レベルに
民間の事業協力者には、国道の上空を生かした駅前広場の整備など周辺の街づくりと一体化した提案を求める。駅前広場は人工地盤を用いた構造に限らず、ビルを道路が貫く構造なども提案の対象とする。交通ターミナルの整備など、駅前広場以外の提案も求めている。
7月中に民間からの提案を受け付け、8月下旬に事業協力者を選定する。
駅前広場の整備完了時期は未定。品川駅ではJR各線が地表を走るのに対し、京浜急行線は高架上にある。街と一体化する駅前広場は2階の高さに設けるので、京急線を地表に下ろす必要がある。
既に同線は連続立体交差事業で地表に下ろす計画があり、今年1月に都市計画手続きに入っている。東京都では、リニアが開業する27年には踏切を撤去できるようにしたいとしている。駅前広場の整備は最短で27年になりそうだ。