海側と山側を結ぶ150m通路も設置
上下2層の線路間ホームを置くイメージで計画される新習志野─海浜幕張間の新駅。駅舎が向く海側と、京葉車両センターで分断された山側の両エリアを結ぶ自由通路も新駅設置に合わせて設置する計画だ。
JR側が工期約7年・事業費約50億円と伝えた自由通路は、新駅の蘇我方に独立して設置する。全長は約150m、幅員は約4m。地上と通路(屋根・壁付き)は2基のエレベーターなどで結ぶ。
新駅のホームは、イオンモール幕張新都心のバス・タクシーのりばとロータリー付近が東端(蘇我寄り)、その東京方にある別の小さなロータリー付近が西端(東京寄り)になるイメージ。自由通路は、ホーム東端の蘇我方に設置し、バス・タクシーのりばや海側へと向かう道路、第二湾岸(海浜大通り、千葉県道15号千葉船橋海浜線)などとつながる。
自由通路でつながる山側は、千葉運転免許センターや、浜田公園、湾岸道や東関道を越えると美浜区浜田、同幕張西の住宅街につながる。自由通路の山側出入口予定付近は現在、トラック・商用車の流通拠点や、中小の運送業、輸入車ディーラーなどが並ぶ静かなエリアだが、新駅の出現によって通勤・通学利用者の姿も増えるかもしれない。