京葉JCTは3線3層で大がかり
高速道+国道の外環道と京葉道を連絡させる京葉JCTは、首都高同士を1方向1車線ずつ結ぶ小松川JCTよりも複雑だ。
外環道千葉県区間は、高速道部が地下を走り、国道部(国道298号)が地上を行く。このことから、京葉道を高架で越える国道部は空中に、地下を走る高速道部と京葉道を連絡する道は主に地中にできる。京葉JCTのすぐ東側には、既存の市川インターチェンジ(IC)がある。
都道6号新行徳橋から市川市立稲荷木(とうかぎ)小学校へ向けて歩いてみると、地上を行く外環道と京葉道を結ぶ連絡路や、地下区間の開口部、本線と歩道の間に立つ遮音壁などが見えた。
稲荷木2丁目公園からは、緩やかなアーチを描くランプ(外環道埼玉方面→京葉道都心方面)が、市川市立稲荷木小学校前からは京葉道を跨ぐ国道部が出現していた。
現場の市道には、2月1日から迂回路へと変更した区間もある。稲荷木地区は、江戸川幹線下水道移設、道路本体構築、掘削土留めの工事などが進む。
京葉JCTの国道部は、京葉道をまたぐ稲荷木橋の北工事が高田機工・瀧上工業JV、南工事が駒井ハルテック、京葉道を隔てて南側の大和田工事が清水建設・前田建設工業・東洋建設JVが、北側の田尻工事が大成建設・戸田建設・大豊建設JVが施工する。発注者はNEXCO東日本関東支社。