歩行者用広場は当初予定の供用開始目指す

■東京駅丸の内駅前広場の概要
■東京駅丸の内駅前広場の概要
(資料:JR東日本)
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 JR東日本は、問題の仮設用土留めが過去のどのような工事で、いつ使われたものかといった詳細も不明としている。現場付近の地下5階では、1972年に旧国鉄が大林組などの施工で総武線の地下ホームを整備しているが、今回見つかった土留めとの関係は不明だ。見つかった土留めは撤去が困難だったため、地下エリア施工者の大林組は工事を一時中断して土留めの健全性を調査し、再使用することを決めた。

 JR東日本によると、地上の広場全体の完成延期は地下エリアの工事中断による影響という。地上の広場のうち、歩行者用の丸の内中央広場については、工事を急ぎ全体完成前の17年5月末、当初の予定通りの供用開始を目指す。地下エリアについても当初予定の通りに同年夏の完成を目指す。

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(関連情報:JR東日本の発表資料