新ホーム奥多摩寄りスペースは手付かず

青梅駅は、10月からの停止位置変更で、4・6両の東京寄り先頭車両位置を階段付近にそろえた(写真:大野 雅人)
青梅駅は、10月からの停止位置変更で、4・6両の東京寄り先頭車両位置を階段付近にそろえた(写真:大野 雅人)
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 既存ホームから奥多摩方を見ると、「下本出」「上本出」と記された信号機の10~20m先に、「×」で塞がった信号機が立っている。仮3番線(上1)の線路が延びてくると思われる線路脇に立つこの信号機付近まで、新ホームが延長するのか。JR東日本八王子支社に聞くと、新設ホームの奥多摩方で今後、工事が行われるという。

奥多摩寄りから電留線を見る。新ホームが設置されると思われる奥多摩寄りスペースは、10月末時点で手付かずの状態(写真:大野 雅人)
奥多摩寄りから電留線を見る。新ホームが設置されると思われる奥多摩寄りスペースは、10月末時点で手付かずの状態(写真:大野 雅人)
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東京寄りから新ホーム・電留線を見る。階段・エレベーター付近から東京側の新ホームには、鉄柵が立つ。新ホームの鉄柵部分には4・6両電車が止まらない予定(写真:大野 雅人)
東京寄りから新ホーム・電留線を見る。階段・エレベーター付近から東京側の新ホームには、鉄柵が立つ。新ホームの鉄柵部分には4・6両電車が止まらない予定(写真:大野 雅人)
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駅舎に最も近い側線は、線路撤去が進む。この側線の役目を仮3番線(上1)が担うことになるか。JR東日本八王子支社によれば、3番線使用開始後は夜間に限って電車を留置する予定だ(写真:大野 雅人)
駅舎に最も近い側線は、線路撤去が進む。この側線の役目を仮3番線(上1)が担うことになるか。JR東日本八王子支社によれば、3番線使用開始後は夜間に限って電車を留置する予定だ(写真:大野 雅人)
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 青梅線沿線の利用者数は増加傾向にある。2015年度の路線別平均通過人員で、青梅線 立川─青梅間は、1日当たり12万4595人。八王子支社管内の15年度1日平均乗車人員は約148万7千人で、過去最高を更新。そのうち、青梅線の3駅が上位20位以内に入った。

 トップは立川駅で16万3903人(定期外7万5073人、定期8万8830人)、前年比102%だった。14位に拝島の2万9880人、18位に昭島の2万6403人と続く。
(関連記事:立川タクロスが街開き、「一人勝ち」続く

 JR東日本は、中央線・青梅線のグリーン車導入・12両化で乗客の着席機会を増やし、利用者数が増加する沿線に新たな付加価値で応える構えだ。