新ホーム奥多摩寄りスペースは手付かず
既存ホームから奥多摩方を見ると、「下本出」「上本出」と記された信号機の10~20m先に、「×」で塞がった信号機が立っている。仮3番線(上1)の線路が延びてくると思われる線路脇に立つこの信号機付近まで、新ホームが延長するのか。JR東日本八王子支社に聞くと、新設ホームの奥多摩方で今後、工事が行われるという。
青梅線沿線の利用者数は増加傾向にある。2015年度の路線別平均通過人員で、青梅線 立川─青梅間は、1日当たり12万4595人。八王子支社管内の15年度1日平均乗車人員は約148万7千人で、過去最高を更新。そのうち、青梅線の3駅が上位20位以内に入った。
トップは立川駅で16万3903人(定期外7万5073人、定期8万8830人)、前年比102%だった。14位に拝島の2万9880人、18位に昭島の2万6403人と続く。
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JR東日本は、中央線・青梅線のグリーン車導入・12両化で乗客の着席機会を増やし、利用者数が増加する沿線に新たな付加価値で応える構えだ。