組み立ては8割完了

 国交省によれば、今回公開したシールド機の組み立ての進捗率は80%ほどで、現時点でシールド機の発進時期は未定としている。大林組JVの契約工期は19年6月まで。同じく東名JCT側から発進する南行きトンネル用のシールド機は、先行してたて坑内で組み立てを終えた状況だという。

東名JCT側の施工ヤードには、南行きトンネルと北行きトンネルそれぞれの発進たて坑が並ぶ。写真奥が南行きトンネルのたて坑で、坑内で既にシールド機の組み立てを終えている。同JCT側発進の南行き本線トンネルは、鹿島・前田建設工業・三井住友建設・鉄建・西武建設JVが施工する(写真:日経コンストラクション)
東名JCT側の施工ヤードには、南行きトンネルと北行きトンネルそれぞれの発進たて坑が並ぶ。写真奥が南行きトンネルのたて坑で、坑内で既にシールド機の組み立てを終えている。同JCT側発進の南行き本線トンネルは、鹿島・前田建設工業・三井住友建設・鉄建・西武建設JVが施工する(写真:日経コンストラクション)
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たて坑ヤードの周辺に、セグメントストックヤードと土砂ピットヤードを整備する(資料:国土交通省、中日本高速道路会社)
たて坑ヤードの周辺に、セグメントストックヤードと土砂ピットヤードを整備する(資料:国土交通省、中日本高速道路会社)
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 東名JCT側の発進たて坑現場では、施工用の各種設備の整備も進んでいる。南行き・北行きそれぞれの本線トンネル建設に用いるセグメントストックヤードや、土砂ピットヤードなどだ。セグメントストックヤードとたて坑をつなぐ地下通路や、掘削土砂を搬出するベルトコンベヤーの設置作業なども今後に控えている。