高架部では舗装工事など終盤段階に


 そのほか現時点の進捗状況では、東端で生麦JCTにつながる岸谷生麦出入り口付近の高架部は、いずれも橋桁を全て架け終わり、遮音壁や照明設備の設置や舗装工事が進んでいる。JR線や京浜急行線との交差部があり、終電から始発までの短時間施工が求められるなど、工事で“難所”の一つとなった区間だ。

生麦JCT。写真の左上から右下に伸びる道路が横羽線(右下方向が東京側)。写真の上方やや右手に、横浜北線「横浜北トンネル」の坑口や岸谷生麦出入り口付近が見える。横浜北トンネルと生麦JCTとを接続する高架部は、いずれも橋桁を全て架設済み(写真:首都高速道路)
生麦JCT。写真の左上から右下に伸びる道路が横羽線(右下方向が東京側)。写真の上方やや右手に、横浜北線「横浜北トンネル」の坑口や岸谷生麦出入り口付近が見える。横浜北トンネルと生麦JCTとを接続する高架部は、いずれも橋桁を全て架設済み(写真:首都高速道路)
[画像のクリックで拡大表示]

岸谷生麦出入り口付近(写真の中央下方)。JRなど鉄道線との交差部が見える。左上から右下に伸びる道路が横羽線で、左上方向が東京側になる。横浜北線から生麦JCTを経て直進方向に伸びるのが大黒線(写真:首都高速道路)
岸谷生麦出入り口付近(写真の中央下方)。JRなど鉄道線との交差部が見える。左上から右下に伸びる道路が横羽線で、左上方向が東京側になる。横浜北線から生麦JCTを経て直進方向に伸びるのが大黒線(写真:首都高速道路)
[画像のクリックで拡大表示]

 他方、西端側の横浜港北JCT付近では、高架部で舗装工事がおおむね終わり、標識や照明設備などの設置工事が進行中。また新横浜出入り口付近では、トンネル部と地上部、高架部を結ぶ半地下擁壁などの構築が続いている。「大熊川トラス橋」は、鶴見川や大熊川など複数河川の合流地点に架かる単径間鋼床版ダブルデッキトラス橋で、橋長158m。上下二層のトラス橋としては国内最長であるとともに、高架部から連続する勾配のついた特徴などが評価されて、2015年度の土木学会田中賞を受賞している。

横浜港北JCT。写真の右下から中央上に伸びる路線が第三京浜。同JCTから右手に伸びるのが横浜北線で、新横浜出入り口を経て横浜北トンネルに入り、生麦JCT方面に至る(写真:首都高速道路)
横浜港北JCT。写真の右下から中央上に伸びる路線が第三京浜。同JCTから右手に伸びるのが横浜北線で、新横浜出入り口を経て横浜北トンネルに入り、生麦JCT方面に至る(写真:首都高速道路)
[画像のクリックで拡大表示]

新横浜出入り口。左下が横浜港北JCTの方向で、写真外の少し先に大熊川トラス橋がある(写真:首都高速道路)
新横浜出入り口。左下が横浜港北JCTの方向で、写真外の少し先に大熊川トラス橋がある(写真:首都高速道路)
[画像のクリックで拡大表示]

大熊川トラス橋。新横浜出入り口を横浜港北JCT方面に出てすぐのところに位置する。橋長158mの単径間鋼床版ダブルデッキトラス橋で、2015年度の土木学会田中賞を受賞している(写真:首都高速道路)
大熊川トラス橋。新横浜出入り口を横浜港北JCT方面に出てすぐのところに位置する。橋長158mの単径間鋼床版ダブルデッキトラス橋で、2015年度の土木学会田中賞を受賞している(写真:首都高速道路)
[画像のクリックで拡大表示]