全天球写真に3Dモデルを配置

 このユニークなカメラの活用方法を競う「RICOH THETAデベロッパーズコンテスト」(主催:リコー、共催:YRPユビキタス・ネットワーキング研究所)が4月から6月にかけて開催され、8月20日に受賞作品の発表と表彰式が行われた。

 その受賞作には、建築・土木の業務で使えそうな作品が多かった。主な作品を紹介しよう。

 大賞に輝いたのは「Holobuilder」(受賞チーム名:bitstar。以下同じ)という作品だ。THETAで撮影した全天球写真に、3Dモデルや立体文字を追加することができるのだ。

 建物の内部をTHETAで撮った全天球写真に、家具やシステムキッチンなどの3Dモデルを配置すると、リフォームの検討などにも使えそうだ。

 また、このシステムは、各部屋で撮影した全天球写真同士にリンクを張って、グーグルストリートビューのようなナビゲーションを行える機能なども備えている。

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大賞の「Holobuilder」。3Dモデルを選択し(上段)、全天球写真の中に配置することができる(下)(資料:bitstar)
大賞の「Holobuilder」。3Dモデルを選択し(上段)、全天球写真の中に配置することができる(下)(資料:bitstar)
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