現場内の仮設工場で階段や鉄筋をプレハブ化

 施工図の整合性が高いため、部材のプレハブ化も行いやすくなった。現場内に屋根や門形クレーンなどを備えた仮設工場を作り、ここで階段やPC梁、PCスラブなどプレキャスト部材を製作したのだ。

 プレハブ部材の製作図は、BIMモデルの寸法や取り合い情報を利用して作成した。設計チームからの正確な情報を施工チームに伝えることができたため、手戻りなどを減らすことができ、生産性の向上につながった。

現場内に設けられた門形クレーンや屋根付きの仮設プレハブ工場(写真:清水建設)
現場内に設けられた門形クレーンや屋根付きの仮設プレハブ工場(写真:清水建設)
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階段用の鋼製型枠(左)で作成された階段のプレハブ部材(右)(写真:清水建設)
階段用の鋼製型枠(左)で作成された階段のプレハブ部材(右)(写真:清水建設)
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