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イエイリ建設IT戦略

飛行可能な場所は?ドローン専用地図で見てみた

2016/02/12

多摩川は八王子付近でようやく飛行可能

 人口集中地区というと住宅が立ち並んでいる区画のことで、その横の公園や河川敷は住宅から離れているので大丈夫だろうと思いがちだ。しかし、この地図を見ると東京23区内にはそんな場所は皆無に等しいことがわかる。

 東京湾に注ぐ多摩川の河川敷も例外ではない。河口付近は羽田空港の空域に引っかかり、その上流は人口集中地区、さらに上流は調布飛行場に引っかかる。その空域を抜けてさらに上流に行った多摩大橋付近で、ようやくピンク色のエリアから外れ、航空法上は飛行可能となる。

多摩川の河川敷は八王子付近でようやく航空法の飛行禁止空域から外れることがわかる(資料:JUIDA、ゼンリ)ン、ブルーイノベーション

 一方、関西では大阪湾の沿岸や大阪市内などは、一部の埋め立て地などを除いてほとんどが飛行禁止空域だ。

 筆者は2014年5月に神戸大橋脇のポートアイランド北公園で行われたドローンのデモ飛行を取材したが、この場所も今は飛行禁止空域となっている。これからドローンを飛ばすためには、公園の管理者のほか、国土交通省の許可も必要となった。

大阪湾周辺。沿岸地域はほとんどが飛行禁止空域に。黄色の円は神戸大橋の位置(資料:JUIDA、ゼンリン、ブルーイノベーション)
2014年5月、神戸大橋の横で行われたドローンのデモンストレーション飛行。現在は国交省の許可も必要だ(写真:家入龍太)

 国交省のウェブサイトでは1月22日付けの情報として、ドローン飛行許可申請書類に飛行場所が特定されていないなどの不備により審査に時間がかかり、許可・承認書を発行するのに多くの時間を要している旨が記載されている。

 同サイトでは「無人飛行機に関するQ&A」という国交省航空局の文書も掲載されており、同じ場所を何度も飛行される場合や、同じ飛行の仕方で複数の場所を飛行させる場合には、都度の申請でなく1度の包括申請が可能である旨を回答している(Q14-9)。

 市街地の工事現場や、現地調査などを行う際には、早めに飛行予定地で許可が必要かどうかを調べ、計画的に包括申請を行うことが、ドローンの有効活用に欠かせないだろう。

家入龍太(いえいり・りょうた)
家入龍太(いえいり・りょうた) 1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。 日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。 IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。 公式ブログ「建設ITワールド」(http://www.ieiri-lab.jp/)を運営。 著書に「CIMが2時間でわかる本」(日経BP社)、「図解入門 よくわかるBIMの基本と仕組み」(秀和システム)など。

家入 龍太日経アーキテクチュア

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