日経コンストラクション製品ガイドでは、土木関連の資機材やソフトウェア、各種サービスを紹介しています。今回は、国土交通省が進める「i-Construction」に関する詳細資料として、日経コンストラクションに掲載した記事を特別に無料公開します。

ドローンの空撮画像を点群データ化して現場測量などに活用する手法は、導入のすそ野が急速に拡大。岐阜県高山市郊外の自動車専用道建設現場では、施工を担う地元建設会社らが発注者とともに、導入効果や計測精度に関する独自検証に取り組んでいる。

写真1■ 高山清見道路の現場。工事延長は合計約10km。200m前後ごとの工区分けで造成や高架構築が進む。中部地方整備局の見学推奨対象「旬な現場」の一つでもある。写真は7月初旬時点(写真:国土交通省高山国道事務所)
写真1■ 高山清見道路の現場。工事延長は合計約10km。200m前後ごとの工区分けで造成や高架構築が進む。中部地方整備局の見学推奨対象「旬な現場」の一つでもある。写真は7月初旬時点(写真:国土交通省高山国道事務所)
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 飛騨高山に、知る人ぞ知るドローンの“隠れ里”がある。中部縦貫自動車道を構成する自動車専用道、高山清見道路の建設現場だ(写真1、図1)。国土交通省中部地方整備局高山国道事務所が管轄する現場で、全体の工事延長は約10km。200m前後ごとの工区分けで、主に地元の建設会社が施工を手掛けている。

図1 ■ 位置図
図1 ■ 位置図
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 この現場では、各工区の施工者がそれぞれドローン(無人航空機)を導入して工事に活用してきた。各社が導入し始めた2014年度、まずは空撮画像を進捗報告や新規入場者教育、住民説明などに活用。15年度からは数社が、空撮画像を点群データ化したうえで現場測量や土工量管理、出来形管理に使う手法を本格導入した。発注者を交えて施工者同士が、安全協議会などの場で取り組み内容や成果を互いに情報共有してきた。

 一連の実績を踏まえて今年度の第1四半期には効果やコストなどの検証を実施。以下、その一部を紹介する。

※こちらの記事は、日経コンストラクション2016年8月22日号「TOPICS ドローン活用の効果を自主検証」から抜粋しました。記事の全文は、下記の「詳細資料をダウンロード」をクリックしてご覧ください。

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