書籍「老朽橋探偵と学ぶ 謎解き!橋の維持・補修」を発行

K助手 ところで先生。橋梁点検とは関係がないのですが、一つ気になったことがあります。我々はこれまでに何度か、日経コンストラクション誌の特集記事に顔を出したことがありますが、ウエブの記事は初めてです。このタイミングでの唐突な登場に、何か理由があるのでしょうか。

老朽橋探偵 ほう、なかなか鋭いね。実は、日経BP社が11月24日に、「老朽橋探偵と学ぶ 謎解き!橋の維持・補修」と題する書籍を発行した。我々を主人公に、橋の維持・補修に携わる技術者向けの入門書に仕立てたそうだ。

11月24日に発行した「老朽橋探偵と学ぶ 謎解き!橋の維持・補修」のカバー。本書では、橋の維持管理を担う自治体や点検・設計を担当する建設コンサルタント会社、補修・補強工事を担当する建設会社の技術者向けに、維持・補修の現場で役立つ知識を「老朽橋探偵」が謎解き形式で紹介している(資料:日経コンストラクション)
11月24日に発行した「老朽橋探偵と学ぶ 謎解き!橋の維持・補修」のカバー。本書では、橋の維持管理を担う自治体や点検・設計を担当する建設コンサルタント会社、補修・補強工事を担当する建設会社の技術者向けに、維持・補修の現場で役立つ知識を「老朽橋探偵」が謎解き形式で紹介している(資料:日経コンストラクション)
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K助手 つまり、今回の記事は書籍の販促活動の一環だということですか?

老朽橋探偵 ご明察。書籍の収録内容の一部を無料で公開し、興味を持った人に買ってもらおうというのが日経コンストラクション編集部の目論見さ。そこで、師走も押し迫るこの忙しい時期に、我々が駆り出されたというわけだ。本当に人使いが荒い。

K助手 そんなにうまくいくのでしょうか。

老朽橋探偵 さあね。そこまでは面倒を見られないよ。今回だって、以前から気になっていたトピックをウエブ上で紹介する良い機会だと思ったから、編集部に協力してやったまでさ。「テーマもお任せ」と言うから、まずは「点検の安全管理」を取り上げた。さあ、次回のテーマは何にしようかな~。

K助手 …結構、乗り気なのですね、先生。

<日経コンストラクション編「老朽橋探偵と学ぶ 謎解き!橋の維持・補修」をもとに再構成>