NHKの定点ライブ映像に動きがあったのは11月9日深夜。博多駅前に開いた巨大な陥没穴に、それまでひたすらポンプ車で流動化処理土を流し続けていたが、アスファルト舗装をブレーカーで壊し始めたり、ダンプトラックから土砂を投下したりし始めた。
(関連情報:NHKライブ映像)
10日朝には、陥没穴の中に油圧ショベルが入っていた。地表面から深さ3mの位置まで土砂の埋め戻しが完了し、いよいよライフライン復旧作業に取りかかれるようになったのだ。
陥没した博多駅前の目抜き通りには、地下には多数の重要な埋設管が通っていた。NTT(通信)管、電力管、ガス管、下水管、水道管などが、全て寸断された。
地表から3mの深さでこれらの埋設管を復旧した後、地表面まで埋め戻し、道路を舗装して通行可能な状態にする。福岡市は、14日月曜日中の仮復旧を目指している。