首都高速道路会社は5月30日、総事業費約1000億円を投じて更新する高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋め立て部)の工事現場を報道陣に公開した。既に作業構台や迂回路の工事が進んでおり、来年の秋ごろから上り線の撤去に着手する。
1号羽田線の更新工事は2025年の完成に向けて、昨年8月に着工したばかり。同現場の実施設計者兼施工者は、大林組・清水建設・三井住友建設・東亜建設工業・青木あすなろ建設・川田工業・東京鉄骨橋梁・MMB(エム・エムブリッジ)・宮地エンジニアリングJVだ。
更新の対象は、鮫洲運転免許試験場付近から東京臨海高速鉄道の天王洲アイル駅付近までの約1.9kmだ。供用後50年以上がたつ高速道路を撤去して、新しく造り直す。1号羽田線は1日当たり7万台の重交通路線であることから、絶えず迂回路を設けて更新しなければならないという難工事になる。