秋津川をまたぐ高速道路の橋にも被害、崩落した盛り土区間に隣接
九州道では14日夜の「前震」によって、多くの区間が不通となった。とりわけ、益城熊本空港IC-御船IC間で盛り土が30mにわたって崩落した箇所に注目が集まった。一方、あまり注目されていないが、この盛り土区間に隣接し、秋津川をまたぐ橋にも大きな被害が生じたようだ。
現場では橋桁が橋台に衝突したのか、橋台のコンクリートが剥落した様子が見て取れた。また、支承板支承のベアリングプレートとみられる金属の円盤が、橋脚の足元に落ちていた。ベアリングプレートは支承を構成する主要部材。この橋梁では、他の支承も損傷しているとみられる。盛り土区間だけでなく、橋の復旧にも時間が掛かりそうだ。