国土地理院は4月16日、ドローン(小型の無人航空機)を使って崩落した阿蘇大橋などを撮影した。低空をゆっくり飛んで撮影したフルHDの動画は、大きく崩壊した斜面の山肌をくっきりと映し出す。

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 さらに、南阿蘇村河陽周辺に現れた断層とみられる地表の亀裂も撮影した。真上のアングルで亀裂を追っている。

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 益城町下陳周辺に現れた断層とみられる地表の亀裂は、よりはっきり分かるかたちで連続して現れた。亀裂は田畑の直上を走り、川の護岸を破壊して、その先の田畑につながっている。

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 国土地理院は17日夜、南阿蘇村を流れる山王谷川の土砂災害の動画を追加公開した。川からあふれた土砂が周辺の田畑に広がっている様子や、流れ出た土砂の供給源となった上流側の斜面崩壊が複数起こった様子が確認できる。

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関連サイト:国土地理院の熊本地震に関する情報

<追加情報>山王谷川の土砂災害を追加しました(2016年4月18日13時40分)