4月14日午後9時26分に熊本県熊本地方で発生した地震による土木構造物の被害状況を、国土交通省や熊本県が公表している。
国交省が4月15日午前5時30分にまとめた資料では、熊本市内を流れる白川に架かる白川橋において橋梁と道路の間にずれが、蓮台寺橋においてはパラペットに亀裂が、それぞれ認められた。
JR熊本駅にほど近い橋梁で損傷が見つかった（資料：国土交通省）
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さらに、同省が管理する緑川では、堤防縦断方向にクラックが生じている箇所や20～30cm程度の段差が生じた箇所、陥没した箇所なども確認できている。
国土交通省が公表した河川関連施設の被害状況。同省の発表資料をもとに日経コンストラクションが作成
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白川や緑川での被害箇所（資料：国土交通省）
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熊本県は、4月15日午前6時時点の道路状況を公表している。小川嘉島線や宇土甲佐線など五つの道路で橋梁での段差が確認された。益城矢部線では橋梁での段差のほかに、道路崩落も起こっている。
熊本県が地図上に示した道路交通の規制箇所（資料：熊本県）
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熊本県が公表した道路交通の規制箇所。土木構造物の被害状況も記している（資料：熊本県）
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