気泡を除いて全て4点の出来

 この現場では橋脚を打ち上げていくにつれて、目視評価法を活用したPDCAを実践していた。目視評価の結果からPDCAの効果が見られ、第5リフトでは、気泡を除いて全て4点の出来栄えであった。

■ 目視評価の結果(唐丹第二高架橋P1)
■ 目視評価の結果(唐丹第二高架橋P1)
(資料:細田 暁)
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 また、表面吸水試験(SWAT)では吸水抵抗性も極めて高く、打重ね線上のみならず、打継ぎの直上でも高い吸水抵抗性を示した。まさに構造物のどこで計測しても、隙のない緻密な表層コンクリートが達成されていたのである。

■SWATの計測結果(唐丹第二高架橋P1)
■SWATの計測結果(唐丹第二高架橋P1)
(資料:細田 暁)
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