会計検査院の2016年度「決算検査報告」から、土木工事関連の不当事項15事例を解説する。目立つのは、工事目的や技術基準といった事業の根幹となる前提条件すら把握していないような初歩的なミスだ。検査院の調査官は、発注者責任に対する自覚のなさを指摘した。

取り上げた事例